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田舎の楽器屋さん

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本州の端っこの島出身の私には楽器屋の選択肢は一択でした。
楽器屋が少ないのは勿論のこと、電車もないしバス代なんて無茶苦茶高いし、田舎の中学生の行ける範囲なんてたかが知れてます。
御茶ノ水みたいな楽器屋天国にお気軽に行ける都会しか知らない生粋のシティーボーイやシティーガールにはわからんことでしょうな。

さて、高校まで私がメインで行っていた楽器屋さんはこんな感じ。
・ショッピングモールの中にある。
・ギターとかベースとかがメインではない。
・エフェクターはBOSSしか扱ってない。
・アンプは50W以上になるとMarshallが1台あるだけ。
・ケーブルはCANAREのみ。
・弦はERNIE BALLのみ。
・客は殆どいない。
・勿論試奏してる人などいない。
・たまに店員さんさえもいない。
・店員さんが楽器のこと知らない。
・毎年年賀状を送ってきていたが、毎年私の名前を間違えていた。
・競合店がいないため何でもかんでも値段が高い。
・欲しいものは基本的に発注のため試奏などはできない。
・なぜこれがこんなところに⁉︎と思うような生産終了品があることがある。

たぶん御茶ノ水しか知らない方は嘘だと思うでしょうが真実です。
ちなみにこの思い出のお店は何年か前に潰れたそうです。
現在は海を渡って買いにいかないといけないみたいですorz
ドンマイ故郷…

こんな楽器屋さんですがいいこともあります。

初心者にはありがたいことに、弦やケーブルに関しては迷わなくていいことです。
迷えないデメリットの間違いだろ?
と仰るでしょうが、私が右も左も分からないころはかなり助かりました。

あと、誰かについでに買い物頼むときも説明不要です。
全く楽器のことを知らない人にも
「エレキギターの弦買ってきて。ピンクのやつ。」
コレだけで済みます。

共感いただける方は間違いなく私と同じ田舎っぺですね。
共にいいお酒が飲めそうです。

マサオ

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